Microsoftは米国時間12月9日、「Android」端末向け「Cortana」アプリを正式に公開した。
それから2週間も経たないうちに、Microsoftは主要機能の1つを同アプリから削除した。具体的には、最新のアップデートにより、Android端末で「Hey Cortana」と呼びかけて同アプリを起動する機能が無効化された。
WinBetaは、Microsoftが20日に「Google Play Store」で同アプリをアップデートしたことに気付いた。「最新情報」の項目には、米国市場向けに「Hey Cortana」機能を削除したと書かれている。
削除の理由として可能性が高いのは、ユーザーの呼びかけに反応するGoogle自身の「OK Google」機能にCortanaが干渉することだ。WinBetaは12月、GoogleのAndroidスマートフォンにCortanaをインストールすると、マイクにアクセスしてGoogleのパーソナルアシスタントソフトウェアを使用することができなくなることを発見し、その問題を指摘した。
そのときは、手動での解決法が発見されていた。それは、Cortanaアプリで「Hey Cortana」機能を無効化するという簡単なものだった。Microsoftは今回、「Google Now」とGoogle検索で音声命令を利用することに慣れたAndroid端末所有者に迷惑が及ぶのを避けるため、同機能を完全に削除したようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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