クラウドソーシングサービス「ランサーズ」を運営するランサーズは12月21日、フィリピンに子会社となるLancers Philippinesを12月16日に設立し、正式に営業を開始したと発表した。
同社によると、グローバルクラウドソーシング市場を地域別にみた場合、世界のオンラインワーカーのおよそ35%はアジアで、特に比率が高いのがフィリピンだという。そこで、グローバルなプラットフォームによる仕事流通の足掛かりとしてLancers Philippinesを設立したとのことだ。
ランサーズは、4月に世界92カ国以上のデザイナーが参加するグローバルなクラウドソーシングサイト「designclue」を買収しており、designclueにおいても、フィリピンの登録オンラインワーカー数は国別で2番目に多いという。
Lancers Philippinesの代表取締役社長である森井 健太氏は、「フィリピンの現在の人口は約1億人で、2050年には1億5000万人まで増加すると予想されており、東南アジアの一国として大きな経済成長を続けている。また、平均年齢は23歳と働き手の多くが若者という特徴もある。インターネットの普及率はまだ高いとは言えないが、Lancers Philippinesを通じて、クラウドソーシングの普及とランサーへの仕事提供、さらにグローバルなプラットフォーム創りを目指す」と語っている。
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