マイクロソフト「Surface Book」レビュー(第2回)--キーボードとスタイラスの使用感

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年12月21日 07時30分
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(編集部注:米CNETによる「Surface Book」のレビューを3回に分けて翻訳して公開します。第1回は12月18日に、最終回は12月24日に公開しています)

 第1回より続く。

ノートPCとして設計された「Surface」

 キーボード自体は、現在販売されているほかのほぼすべてのノートPCや、新たに再設計された「Surface Pro 4」向けキーボードカバーと同様、独立型のキーを広い間隔で配置した、おなじみのスタイルを採用している。しかし、大半の13インチノートPCと異なり、「Surface Book」はキーストローク(トラベルと呼ばれることもある)が特に深いため、タイピング時のフィードバックの満足度が非常に高い。Surface BookとSurface Proのキーボードで1点奇妙なのが、スクリーンの輝度を調整するためのファンクションキーコマンドがないということだ。システムに組み込まれている自動調光センサは、輝度を高く設定しすぎることがあるように思えたし、「Windows 10」アクションセンターのオンスクリーン輝度調整は25%単位でしか変更できないため、これは非常に重要な問題である。だが幸い、これには次善策がある。Windows 10ノートPCにスクリーン輝度調整用のファンクションキーがなくても、通常はFn+DelとFn+Backspaceキーで輝度を調整することができる。

 大型のタッチパッドはガラスで覆われている。その表面には、摩擦が発生しないつや消し加工が施されている。しかし、2本指でのスクロールなどのジェスチャーは、ほかの選り抜きのノートPCに比べると、少し反応が遅い。ただし、「Google Chrome」よりMicrosoft独自の「Edge」ブラウザを使ったときの方が、長いウェブページをはるかに滑らかにスクロールダウンすることができた。

 Surface BookのキーボードでSurface Pro 4よりも大幅に優れているのが、より従来のものに近いデザインを採用しているため、膝の上に簡単に置けるという点だ。一方、キックスタンドとキーボードカバーを組み合わせたSurface Proを膝の上に載せて、しっくりくることは一度もなかった。

副次的機能としてのタブレット

 当然、キーボードとタッチパッド(そして、搭載されているバッテリの大半)を完全に取り外して、スクリーンを単独のタブレットとして使うこともできる。Surface Bookには奇妙な点がいくつかあり、そのせいで初代の製品のように感じることが多々あるが、キーボードとスクリーンを分離する仕組みもその1つだ。引っ張って分離する現在のハイブリッドの大半は、強力なマグネットによって接続する方式を採用しており、ユーザーはキーボードとスクリーンを単純に引き離せばよい。この方式は完璧ではないが、筆者の経験では、取り外すつもりがないときにハイブリッドのスクリーンが自然に外れたことはない。マグネットを使用する方式は、複雑なラッチやボタンを使って分離する必要があった初期のハイブリッドより優れている。

 Microsoftはどういうわけかその2つの方式を組み合わせて、ユーザーが期待するほど使いやすくはない方式を作り出した。まず、キーボード上のファンクションキー列の右端にあるスクリーン取り外しボタンを見つける。このボタンを約4分の3秒間押し続けると、小さな緑色のライトが点灯し、ラッチ機構が解除される音がする。だが、これで終わりではない。それから、ベース部分を片手で押さえながら、もう一方の手で(ご想像通り)かなり強力なマグネットで接続されたスクリーンを上に強く引っ張って、取り外す必要がある。

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提供:Sarah Tew/CNET

 筆者はスクリーンに表示された情報を他者と共有するため、Surface Bookのディスプレイを頻繁に取り外した。おそらく、これは正に設計者の意図した使い方だと思うが、ほぼ毎回、取り外しボタンを長押しする時間が十分でなかったり、ディスプレイを引っ張るときにベースをしっかり押さえられなかったりして、悪戦苦闘した。要するに、最初の試みでディスプレイを手際よく取り外せたことは、ほとんどなかった。しかし、いったん取り外してしまえば、基本的にSurface Pro 4のスクリーンの大型版、かつ高解像度版であるSurface Bookのスクリーンを使うのは楽しかった。

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