Mark Zuckerberg氏が父親になった。そして、慈善活動をさらに拡大することも明かした。
Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるZuckerberg氏は米国時間12月1日、妻が第一子の長女Maxちゃんを出産したことを発表した。その発表の中で、同氏は「Chan Zuckerberg Initiative」を立ち上げ、自身が保有するFacebook株の99%(現在の株価で450億ドル相当)を同団体に寄付する計画を明かした。Chan Zuckerberg Initiativeは「次の世代のために、よりよい世界を作る」ことに注力する、とZuckerberg氏は述べた。「われわれには、投資先を変える基本的な道義的責任がある」(同氏)
Zuckerberg氏の妻であるPriscilla Chanさんは、この慈善活動が自身の娘の誕生からインスピレーションを得たものだ、とFacebookに投稿された動画で述べた。
今回の発表は、Zuckerberg氏のFacebookページで行われた。Zuckerberg氏は7月、妻の妊娠を発表したことをきっかけに、同ページで家族についてより親密に明かすようになっている。同氏が明かした内容には、夫婦が流産で苦しんだことや、新しい家族と過ごすために少なくとも2カ月の休暇を取る自身の計画が含まれる。
今回の発表とともに、Zuckerberg氏は「私たちの娘への手紙」も公開した。この手紙は、夫妻が今後計画している投資活動の宣言書としての意味合いの方が強い。手紙の中で、夫妻は「平等の促進」と「人間の潜在能力の向上」に言及している。
「あなたがより長く、より健康な人生を生きられるように、私たちの世代は病気を治すことができるだろうか。あなたがあらゆるアイデアや人、機会にアクセスできるように、私たちは世界をつなぐことができるだろうか。あなたが今では想像もできない物事を発明して、なおかつ環境を保護できるように、私たちは今よりクリーンなエネルギーを利用することができるだろうか」と書かれており、夫妻は、これらやその他の質問にイエスと答えられることを期待している。
夫妻はインターネットアクセスの拡大についても話した。それは、Zuckerberg氏が自身の「Internet.org」イニシアチブを通して、そして、国連で先頃行ったスピーチでも支持している運動だ。
「あなたの世代の最も素晴らしい機会の多くは、あらゆる人々へのインターネットアクセスの提供からもたらされるだろう」と夫妻は記している。「インターネットは単に娯楽や通信のためのものに過ぎないと考えられがちだ。しかし、世界の大半の人々にとって、インターネットはライフラインになることもある」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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