スウォッチ、非接触型決済に対応した腕時計を発売へ--Visaと提携

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 水書健司 高橋朋子 (ガリレオ)2015年12月01日 12時02分
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 Swatchは、Visaとの提携により、手首を端末にかざすだけでスマートフォンと同様の決済ができる腕時計を発売する。

 両社が米国時間11月30日に発表した声明によると、2016年初めに発売予定の「Swatch Bellamy」は、Visaの非接触型決済に対応する店舗であれば、どこでも利用することができるという。Bellamyは、外観こそ他のSwatch製腕時計とほぼ同じに見えるが、電子決済を可能にする近距離無線通信(NFC)チップを内部に備えている。また、インターネットには接続しないという点でスマートフォンとは異なり、時計の電池を消費せずに決済ができる。

 Swatchを含めたいくつかの伝統的な時計メーカーは、業界外の企業と提携してスマートウォッチを開発しようとしている。時計製造業界では、長年ほとんど技術革新が起きていなかったが、2015年にこうした提携発表が続いたことは、業界の大手各社が変化を受け入れつつあることを示している。

 一般的に技術企業がセンサを中心にスマートウォッチを開発しているのに対し、時計メーカーは機能面により着目している。Swatchは、Bellamyに通知バイブレーションや思いつく限りのフィットネストラッキング機能を盛り込むのではなく、決済というただ1つの機能に的を絞っている。

 Swatchは、Bellamyの機能として、電池を消費せずに使用可能な決済機能程度しか提供していない。そのため、Bellamyは、Swatch製の他のモデルと変わりない電池寿命が期待できるという。

 SwatchはBellamyの販売価格を明らかにしていないが、米国、スイス、ブラジルで2016年初めの発売を予定している。同社はBellamyを2015年10月にまず中国で発表し、同国での決済についてChina UnionPay(中国銀聯)およびBank of Communications(交通銀行)と提携することを明らかにしている。

 Bellamyという商品名は、米国の著作家Edward Bellamyにちなんでいる。Edward Bellamyは、1888年の小説「Looking Backward 2000-1887」(邦題「顧りみれば」)で、クレジットカードやデビットカードの登場を予想している。また、「bel ami」はフランス語で「良き友」を意味する。Swatchはプレスリリースで「この新しい腕時計Bellamyが、ユーザーにとって良き友になることは間違いない」と述べている。

他のSwatch製腕時計と同じように見えるがNFCチップを搭載している。
他のSwatch製腕時計と同じように見えるがNFCチップを搭載している。
提供:Swatch

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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