じぶん銀行は12月1日、国内銀行で初となるインターネット経由で完結する「住宅ローン」の提供を開始したと発表した。契約書の記入や捺印を必要とせず、スマートフォンやPCによって、申し込み・契約手続きをできることが特徴だという。
借入金額は、500万円以上1億円以下(10万円単位)。借入期間は、1年以上35年以内(1カ月単位)。借入金利は、「変動金利」または、「固定金利特約(2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年)」の2種類から選択できる。さらに、両者の組合せによる「ミックス」にも対応する。
契約者の費用負担を軽減するため、「一般団信」や「がん50%保障団信」の保険料、収入印紙代、一部繰上返済手数料、返済口座への資金移動(定額自動入金サービスを利用した場合)の全てが無料。保証付きローンではないため、保証料はかからない。
また、これまでの住宅ローン契約で必要だった、契約書類の作成や申込者と銀行との書類のやり取りが不要となるため、手続きにかかる時間が大幅に短縮可能とのことだ。手続きをインターネット経由で完結させることで、申し込みから契約まで、最短約10日で行えるという。
スマートフォンとPCで利用できる住宅ローンシミュレーターも用意され、希望の借入金額や現在の年収に基づいた借入可能額の目安や、現在のローン残高や借入金額に基づいた借換えメリットなどをシミュレーションできる。特に、借換えのシミュレーターでは、具体的な返済額の差額を一目で分かるように表示される。住宅ローンの申し込みは入力項目が多いが、申し込み途中での入力内容を一時保存する機能があるため、断続的に手続きできる。
団体信用生命保の保障が充実している点も、じぶん銀行の住宅ローンの大きな特徴。「がん」診断確定により住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」や、がんに加えて所定の10種類の生活習慣病を保障する「11疾病保障団信」など、ニーズにあわせて4つの団体信用生命保プランが用意されている。団体信用生命保険の申し込み・告知についても、インターネット経由で手続きできる。
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