オンライン不動産情報サービスのZillowが、競合のTruliaを35億ドル相当の株式交換で買収することで合意したと、両社が米国時間7月28日に発表した。買収条件に基づき、Truliaの株主は保有する株式1株に対してZillowの0.444株を受け取り、合併後のZillow株式の33%を保有することになる。Zillowの株主は残り67%を保有する。
ZillowとTruliaはともに、消費者の家探しや不動産業者探しを手助けする事業を手がけている。両社のウェブサイトは、ユーザーが不動産購入に関する情報をやり取りする場となっており、また融資が必要な消費者には住宅ローンに関連するツールも提供している。
両社とも売り上げの大半は広告収入であり、Zillowはこの点を、合併が市場競争に及ぼす影響について調査するかもしれない規制当局に向けてアピールしている。Zillowによると、両社を合わせた売上高は、不動産業者が毎年マーケティングにかける費用総額120億ドルの4%に満たないという。
それでもZillowやTruliaは、不動産探しの場として人気を確立している。Zillowの6月のウェブおよびモバイルサイトのユニークユーザー数は8300万人にのぼったという。Truliaのユニークユーザーは5400万人だ。Truliaのユーザーの約半数はZillowと重複していないと両社は述べている。
規制当局の承認を経て合併した後も、ZillowとTruliaのブランドは別々に存続する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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