新しい「iPad Pro」上の「Lightning Port」は、Appleの「iPad」としては初めて、より高速(だがそれでもやや旧式)な「USB 3.0」規格をサポートしている。つまり、データ転送速度は2倍になり、将来的にはさらにアクセサリ製品が追加される可能性がある。
MacRumorsは、iFixitによるこの大型タブレットの分解調査に基づき、このハードウェア上の変更点に気付いた。同タブレットには、Fresco Logic製のUSB 3.0対応4ポートホストコントローラが搭載されている。
USB 3.0は、双方向通信(送信用と受信用に1本ずつ)を利用するため、単一のパイプラインを採用するそれよりも古いUSB 2.0規格よりもかなり高速だ。USB 2.0では最大約480Mbpsだったデータ転送速度が、USB 3.0では最大5Gbpsにもなる。ただし、これらの数値は理論的な最大スループットであり、実際の速度は他の条件によって変動する。
当然ながら、これには欠点もある。Appleの現行のLightning-USBケーブルやアダプタはUSB 2.0対応のため、USB 3.0の高速なスループットを最大限に活用するには、iPad Proユーザーは新しいアダプタを購入する必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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