CCCが映画製作を支援--完成作品のレンタル、配信やクラウドファンディングも利用

加納恵 (編集部)2015年11月13日 14時41分
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 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのカルチュア・エンタテインメントとT-MEDIAホールディングスは、映画を創り出すクリエイターを発掘する「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM2015」(TCP)の結果を発表した。474件の応募作品の中から、準グランプリ2作品、グランプリ1作品が選出された。

 グランプリは作品名「嘘と寝た女」(中江和仁氏 CMディレクター/CMプランナー)、準グランプリ(Filmarks賞)は作品名「ルームロンダリング」片桐健滋氏(助監督)、準グランプリ(GREEN FUNDING賞)は作品名「裏アカ」加藤卓哉(助監督)が選ばれた。


TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM2015」。後列は最終審査員、前列は最終審査にノミネートされた7組のクリエーター

 TCPは、クリエーターの発掘と育成、そして良質なコンテンツを生み出すことを目的に開催されたプログラム。今回が第1弾となる。CCCグループが各々最大5000万円の製作費をバックアップするほか、完成した作品は、全国1450店舗のTSUTAYAと、ネット宅配レンタル「TSUTAYA DISCAS」、映像配信サービス「TSUTAYA TV」でのレンタルを実施し、ユーザーに届ける部分までを支援することが特徴だ。また、CCCグループでクラウドファンディングサービスを行う「GREEN FUNDING」と連動し、制作資金を広く募る。

  • グランプリを受賞した中江和仁氏のプレゼン風景

  • 準グランプリの加藤卓哉氏。映画のほか、女優発掘オーディションなどの提案もおこなった

  • 準グランプリの片桐健滋氏。質問しているのは最終審査委員を務めた黒木瞳さん

 6月16日から8月16日までの2カ月にわたり応募を受付、全474作品がエントリー。企画書による1次審査、シナリオ、絵コンテ、最終審査用の5分間映像による2次審査、面談などを経て、7作品が最終選考に残った。


カルチュア・コンビニエンス・クラブの代表取締役社長兼CEOの増田宗昭氏

 7作品はいずれも、すでに映画監督としてキャリアをスタートしている人や、テレビCMのディレクター、助監督など務める、映像のプロによるものになった。

 カルチュア・コンビニエンス・クラブの代表取締役社長兼CEOの増田宗昭氏は「映画を撮るとお金がなくなって貧乏になったみたいな人が多くて、それでは次の作品が作れないなと、常に思っていた。そうした状況をなんとかサポートして映画成金みたいな人がでてくるようにしたい。今回の最終選考は時間があった言う間に経って、すごく楽しかった。ぜひ2016年もバジェットを大きくしてやりたいと思っている。詳細は決めていないが、根性だけはあるのでガンガンやって、映画界の常識を変えていきたい」と話した。


左から最終審査員の黒木瞳さん、グランプリを獲得した中江和仁氏、CCC代表取締役社長兼CEOの増田宗昭氏
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