カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのカルチュア・エンタテインメントとT-MEDIAホールディングスは6月16日、エンターテインメントコンテンツのクリエーターを発掘し、支援する「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」を開始すると発表した。第1弾として映像クリエーターの発掘、支援プログラムを実施する。
TSUTAYA CREATORS' PROGRAMは、クリエーターの発掘と育成、そして良質なコンテンツを生み出すことを目的に実施されるもの。カルチュア・エンタテインメント代表取締役社長兼TSUTAYA代表取締役副社長の中西一雄氏は「多くの映像ファンが昨日もそして今日もTSUTAYAに来店いただいている。そんな映画を愛するお客様に、もっと新しい感動とワクワクする作品をお届けしたい。そうしていくのがTSUTAYAの役目だと考えている」と、TSUTAYA CREATORS' PROGRAMの意義を話した。
募集するのは、60分以上となる長編の実写映像の企画。グランプリ1作品、準グランプリ2作品の合計3作品を選考し、上限5000万円の制作費出資と体制バックアップを用意する。
応募期間は6月16日から8月16日まで。1次審査として企画書を提出してもらい、シナリオ、絵コンテ、最終審査用の5分間映像による2次審査、面談などを経て、11月12日に最終審査を実施する。
完成した作品は、T会員向けにプロモーションを展開するほか、全国のTSUTAYAをはじめ、宅配レンタル「TSUTAYA DISCAS」、映像配信サービス「TSUTAYA TV」で独占レンタルを実施する。「作品の制作支援から、完成された作品の発表の場まで一貫して用意できるプログラムは、ほかにはない最大の特徴と考えている」(T-MEDIAホールディングス 取締役COOの根本浩史氏)と言う。
あわせて、クラウド・ファンディングサービス「GREEN FUNDING」と連動し、T会員をはじめとした映画ファンから、製作資金支援も募る予定だ。
CCCグループでは、今回の映像クリエーター支援を皮切りに、エンターテインメントコンテンツを作り出すクリエーターの支援を続けていきたいとしている。
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