Googleが「Gmail」のアップデートをリリースする予定だ。このアップデートにより、受信トレイから検索を実行するとき、迷惑メールフォルダ内の電子メールも対象に含まれるようになる。
人工知能を活用することで、GoogleはGmailスパムフィルタの誤判定率(ユーザーにとって必要な電子メールが誤ってスパムと判定される確率)を0.05%まで下げることに成功している。
誤判定率は以前より改善されたが、まだ完璧ではない。受信トレイに届けられるべきだった電子メール(例えば、求人の電子メール)が迷惑メールフォルダに振り分けられて、ユーザーに見逃されてしまうことがあるのは、悩ましい問題だ。
この問題に対処するため、GoogleはGmailで検索が実行される仕組みに変更を施し、迷惑メールフォルダを簡単に検索できるようにした。これまで、メインインターフェースから検索を実行する場合、迷惑メールフォルダは対象に含まれていなかった。
Googleは「Apps Updates」ブログの中で、「電子メールが誤ってスパムと判定されたり、ゴミ箱に入れられたりすることがある。そして、それらを検索で発見するのは困難なこともある。この問題に対処するため、Gmailでゴミ箱フォルダと迷惑メールフォルダの両方を検索できるようにした(これまではゴミ箱のインデックスしか作成されていなかった)」と述べた。
迷惑メールフォルダ内のメッセージが検索語に合致する場合、Gmailは検索結果の下部にフッタを表示する。
この機能は既に発表済みで、数週間以内にロールアウトされる予定だ。
検索クエリがあまりにも漠然としており、関連性の高い結果が1つも返ってこない場合、Gmailは別のフッタを提示し、「sender:送信者の名前」「before:日付」「size:ファイルサイズ」など、より高度な検索演算子を使用するよう提示する。
Googleは先週、人工知能を活用する「Inbox by Gmail」アプリで電子メールへの返信を簡素化する機能に同社の機械学習研究者らが取り組んでいることも明かした。
「SmartReply」と呼ばれるこの機能の狙いは、Inboxで返信メッセージの全文を入力しなくても、数回タップするだけで適切な返事を送信できるようにすることだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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