ソニー、三日坊主防止アプリ「みんチャレ」を公開--新規事業創出プログラム

藤井涼 (編集部)2015年11月06日 12時09分
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 ソニーは11月6日、新規事業創出プログラム「Sony Seed Acceleration Program(SAP)」から生まれた、三日坊主防止アプリ「みんチャレ」をiOSとAndroid向けに公開した。このアプリは、SAPで初めてアプリを軸に事業化を目指す、第2回オーディションの通過案件だという。


「みんチャレ」

 みんチャレは、「糖質制限ダイエット」「英語学習」「一番乗り出社」など、同じ習慣を目指す匿名の5人がチームを組み、全員で達成に挑むアプリ。たとえば、食事内容の写真を送り合うなど、約束したチャレンジ内容をグループチャットで日々共有することで、すぐに成果が出なくても飽きずに続けられる設計にしている。

 ユーザーはニックネームで登録し、30程度用意されているチャレンジから、好みのものを選ぶ。そして、性別や年代、難易度などを設定してチームの参加者を募ることができる。チャレンジ期間は、習慣化しやすいサイクルである21日間を標準に、7日間、90日間、無制限から選べる。1人で10個まで同時にチャレンジに登録可能だ。

 共有した記録をメンバー同士が「承認」することでコインを得ることができ、貯めるとチャットで使える公式キャラクター「にゃんチャレ」のスタンプに交換できる。また、その日のチャレンジをチームメンバー全員が達成すると、全員にボーナスコインがもらえるという。


チャレンジは30種類ほど用意

 現時点では、みんチャレにハードウェアとの連携機能などは搭載されていない。新規事業創出プログラムであるとはいえ、なぜソニーからこのアプリが生まれたのだろうか。その疑問に対し、同プロジェクトリーダーである長坂剛氏は、「ソニーらしさは『チャレンジ』と『ライフスタイルを変える』こと。みんチャレは、チャレンジを達成することでユーザーのライフスタイルを直接変えられるサービス」と説明した。

 なお、同社が事前に社内の20~50代の男女100人に3週間、知らない人同士でチームを組んでもらいテストをしたところ、8割近い参加者が食事制限のダイエットや英語勉強の習慣化に成功するなど、一定の効果が見られたという。

 当初はユーザー数の確保を優先するが、将来的には企業にチャレンジのスポンサーになってもらうことなどによって、マネタイズしていきたいと長坂氏は語る。たとえば、スポーツを続けるチャレンジメンバーに対して、メーカーのプロテインを毎日飲んでもらうといった内容だ。メーカーもユーザーの生の声を聞いて、その後の商品開発に生かせる。

 また、現在は貯めたコインをスタンプの交換以外では使えないが、ゆくゆくはコインを消費するとソニーが植林するといったCSR活動などにも利用していきたいとしている。さらに、他のライフログサービスやハードウェアとの連携も検討してきたいとした。

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