マネーフォワードは10月21日、山口フィナンシャルグループ、東邦銀行と資本業務提携をしたと発表した。また、三井物産、Fenox Venture Capital、三菱UFJ信託銀行との間で出資契約を締結し、山口フィナンシャルグループと東邦銀行からの出資とあわせて、総額約6億円の資金調達の実施に合意した。
山口フィナンシャルグループおよび東邦銀行とは、両社の経営資源を活用した新たなFintechサービスの共同開発に取り組むとしている。また、業務提携後は、両社のネットワークを活用したマネーフォワードの業務支援に加え、双方が提供するサービスの連携促進を検討するという。
さらに、山口フィナンシャルグループとは、マネーフォワードが提供する自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」をベースに、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行をはじめとする、山口フィナンシャルグループのユーザー向けに、便利な機能・情報を拡充したアプリ「マネーフォワード for YMFG」(仮称)を共同開発することでも合意している。
金融機関のユーザー向けに自動家計簿・資産管理サービスを提供するのは、8月に発表した住信SBIネット銀行のユーザー向けの提供に続く第2弾の取組みであり、地域金融機関のユーザー向けに提供するのは今回が初めてだという。三井物産や三菱UFJ信託銀行とも、今回の出資を通じて今後のFintech領域のさまざまな協業を検討していく予定だという。
Fenox Venture Capitalとは、今後海外展開を検討する中でFenox Venture Capitalのネットワークを活用する予定とのことだ。
マネーフォワードは、2014年12月に約15億円、2015年8月に約10億円の資金調達を実施しており、今回の資金調達とあわせて総額約31億円の資金調達を実行している。
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