マネーフォワードは7月24日、みずほ銀行と連携すると発表した。法人向けクラウド型請求書一括管理ソフト「MF クラウド請求書」の自動入金消込機能において、みずほ銀行の入金管理サービス「ベストレシーバー」への入金を自動で取得し、入金予定の請求データと自動で照合できるようになる。
みずほ銀行のベストレシーバーは、各々の請求先に対して別々の振込指定口座を割り当てることで、振込人名ではなく口座番号に基づく売掛金の消込を可能にするサービス。マネーフォワードではこれまで、自動入金消込機能において、請求データと銀行口座の入出金データの照合作業を自動化することで、入金消込に関する作業を効率化するサービスを提供していた。
今後は両サービスの連携により、請求書を発行する際に取引先ごとに振込指定口座番号を自動で付与し、請求書データの振込指定口座番号と自動で取得したベストレシーバーの口座番号を含む入金データを照合する。これにより、100%に近い照合率で請求データと入金データをマッチングできるようになるという。
マネーフォワードによると、今回の取り組みは金融機関が提供している仮想口座との連携の第1弾になる。今後も金融機関が提供するさまざまなサービスとの連携を積極的に実施し、消込機能の強化や、他の業務ソフト、サービスと連携可能なAPIの提供を予定しているという。
なお、同社は7月20日に、FinanceとTechnologyを組み合わせた概念である“Fintech”に関する調査・分析をする「マネーフォワード Fintech 研究所」を設立。企業と金融機関や官公庁、専門家との実務的な接点を拡げる取り組みを進めている。
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