UPDATE Appleの新しい「iPhone 6s」のカメラが「DxOMark Mobile」テストで10位の評価を受けた。写真と動画の画質に関する評価は、2014年の「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」と同じ点数に留まった。
露出や色合い、オートフォーカス性能、ノイズコントロール、動画の手ぶれ補正など、さまざまな要素を測定する仏DxO Labsのテストで、iPhone 6sは82点を獲得した。これは2014年にiPhone 6とiPhone 6 Plusが獲得した点数と同じだ。上位の顔ぶれを見ると、1位は87点のソニー「Xperia Z5」、2位は86点のサムスン「Galaxy S6 Edge」、3位は84点のHuawei製「Google Nexus 6P」だ。
AppleのiPhoneシリーズは従来より極めて高性能のカメラを搭載してきたが、2015年のテスト結果は、Appleにとって、Googleの「Android」OSを搭載するライバル製品を凌駕するのがもはや容易ではないことを示している。
4.7インチのiPhone 6sは堅実なパフォーマンスを提供する端末だ。DxO Labsは現地時間10月13日に発表した評価の中で、「全体的に見て、AppleのiPhone 6sは従来の機種と同様、パフォーマンスと最高級のユーザー体験を優れたバランスで提供している」と結論づけた。
だが、DxO Labsは、新たに導入された12メガピクセルのカメラが、2014年に発売された前モデルの8メガピクセルカメラを上回らなかったことに失望しているようだ。同社はまた、次のような厳しい評価を下している。「Appleの技術では、ノイズを他社と対抗可能なレベルに抑えられていない。明るい光がある場所では、ディテールを保つ機能がiPhone 6と比べてやや改善しているが、全体的なスコアは、このクラスの最高モデルと比べると低いままだ」
ただし、Appleには挽回の余地がまだ残されている。5.5インチディスプレイを備えた大型のiPhone 6s Plusは、光学式手ぶれ補正機能を備えているため、iPhone 6sより動画機能のスコアが高くなる可能性がある。この件についてAppleにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
DxO Labsは、光学と画像処理を専門とするフランスの企業で、最近では「iPhone」に接続して使用する「DxO ONE」カメラを発売している。同社のテストは、写真と動画の品質について、複数の観点から客観的に測定することを目的としたものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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