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ドライブビデオを映像作品に高める車載カメラ「Waylens」

 運転中の事故に備え、車にドライブレコーダを取り付けた。幸い本来の目的で映像を再生したことはないが、正常動作を確認するために視聴したところ何気ないドライブ映像や車内の会話が楽しくて、ドライブレコーダの思わぬ魅力に気付いた。

 クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中のドライブレコーダ「Waylens」は、そんなドライブビデオを映像作品レベルにまで高めてくれる車載カメラだ。


ドライブビデオを映像作品にする(出典:Kickstarter)

 Waylensは、高画質ビデオカメラで撮影する映像に、自動車のOBD-IIインターフェイスからリアルタイムに取得できる各種走行データをスーパーインポーズして記録できる車載デバイス。

 走行速度やエンジン回転数などさまざまな走行データを、映像に合成できる。Waylensが内蔵するGPS、ジャイロセンサ、加速度センサ、電子コンパス、気圧計などから得た情報も加えることが可能。レンズの反対側にはディスプレイが設けられていて、OBD-IIから取得した速度などの情報を表示する。


さまざまな走行データを映像に合成(出典:Kickstarter)

 カメラの画角は157度あり、前方の景色を広くカバーできる。撮像素子のサイズは1.8分の1インチで、1080p60 H.264ビデオを撮影できる。レンズはF2.4と明るいので、夜間ドライブの映像も美しい。

 Waylensの開発グループが公開しているアクションカメラ「GoPro Hero 4」との画質比較ビデオを見ると、Waylensの方がクリアでにじみが少ないことが分かる。


Waylens(上)とGoPro Hero 4(下)の比較映像(出典:Kickstarter)

 スマートフォンとBluetoothで連携し、撮影した映像から必要なシーンを選んだり、スーパーインポーズする情報と表示位置を変更したりする編集が施せる。完成したビデオは、その場でSNSに投稿できる。


スマホアプリで編集や共有ができる(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月12日まで。記事執筆時点(日本時間10月14日15時)で、目標金額5万5000ドルの3倍を超える約17万ドルの資金を集めている。

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