Lyftは米国時間10月8日、石油エネルギー企業Shellおよびレンタカー会社Hertzと提携したことを発表した。また、決済サービスのStripeと共同開発した新しいアプリ内機能もリリースした。このアプリにより、ドライバーは乗客から受け取った運賃を容易に現金化できるようになる。
Lyftの事業戦略担当責任者であるDavid Rust氏によると、Lyftのドライバーにとって最大の経費はガソリン代だという。このコストを抑えられるように、LyftはShellと提携して給油割引プログラムを開始した。ドライバーはShellのスタンドで給油すればするほど、ガソリン代がより割安になるとRust氏は述べた。
「基本の割引額は1ガロン(約3.8リットル)あたり3セントで、(給油量に応じて)そこからさらにアップする」(Rust氏)
給油割引プログラムはまず、サンフランシスコ、シカゴ、ボストンで提供開始され、2016年前半には全米1万2500カ所のShellのガソリンスタンドに展開される予定だ。
また、Lyftは「Express Pay」と呼ばれる新しいアプリ内機能も発表した。Express Payにより、ドライバーは売上高が50ドルに達した時点でLyftアプリ内の「cash out」ボタンを押すことで、その金額を銀行口座に入金することができる。LyftはStripeと共同でこの機能を開発しており、決済処理はStripe側が実行する。この機能は11月に提供開始される予定だ。
Lyftはさらに、Hertzとの提携も発表した。HertzはLyftのドライバーを対象に、1日単位、週単位、月単位のレンタル料金に対してディスカウントを提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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