ソニーは10月8日、Time of Flight方式距離画像センサ技術や関連システム、ソフトウェアをもつ、ベルギーのSoftkinetic Systems(ソフトキネティックシステムズ)を買収したことを発表した。
イメージセンサを用いた測距において有効とされるTime of Flight方式は、光源から出された光が対象物で反射し、センサに届くまでの光の飛行時間(遅れ時間)を検出することで、対象物までの距離を測定できる測定方式のひとつ。Time of Flight方式距離画像センサでは、Time of Flight方式で測距する画素をセンサ上に二次元で配列し、捉えた画像から対象物までの距離イメージが得られるという。
Softkinetic Systemsの買収により、Time of Flight方式距離画像センサ技術を、ソニーのイメージセンサ技術に応用。また、イメージセンサを撮像して記録するだけでなく、幅広い情報をセンシングするため、新しい距離画像センサの開発を進める。さらに、Time of Flight方式距離画像センサ技術の関連システムやソフトウェアを活用した次世代の距離画像センサーソリューションの提供も予定しているという。
同取引によるソニーの2015年度連結業績見通しに与える影響は軽微だとしている。
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