Microsoftが同社初となるノートPC「Surface Book」を発表した。13.5インチで「Windows 10」を搭載する。
Microsoftの各種端末を統括するPanos Panay氏は米国時間10月6日、Surface Bookは「究極のノートPC」であると同端末の発表に際して述べた。また、「これまでに製造されたPCの中で最も薄く、最も高性能」でもあると同氏は付け加えた。
Microsoftはこれまで、独自のノートPCの開発に踏み切ったことはなく、ノートPCの開発については同社「Windows」ソフトウェアを搭載するPCの開発に長年にわたって取り組んできたハードウェアパートナーに依存してきた。この分野に製品を初めて投入するMicrosoftは、高性能部品の搭載と華やかなデザインの採用により、明らかに主力端末となることを狙った製品を開発した。
Surface Bookの画面は600万画素で、ニューヨークで開かれたイベントにおいてSurface Bookの少し前に発表されたタブレット「Surface Pro 4」と同じ「Gorilla Glass」と「PixelSense」タッチ技術が採用されている。600万画素を誇るディスプレイは、非常に鮮明な画質を約束する。
ディスプレイはベース部分から取り外せるため、同ノートPCをタブレットに変形することが可能だ。その利点として、Microsoftは、専用スタイラス「Surface Pen」を使ったスケッチ用のクリップボードのように端末を使用できることを挙げている。
Microsoftは、Surface Book上のキーが静かであることを強調した。キーの下にはバックライトが内蔵されており、キーボードにはガラス製のトラックパッドが搭載されている。
Surface Bookの内部に搭載されているのは、Intelの第6世代プロセッサとNVIDIAの「GeForce」GPUである。Microsoftによると、Surface Bookはこれまでに製造された中で最速の13インチタブレットであり、その速度はAppleの「MacBook Pro」の2倍であるという。またMicrosoftは、Surface Bookのバッテリ持続時間が最大12時間であるとも述べている。
Surface Bookは、米国においては1499ドルからの価格で10月26日に発売される予定で、予約受付は7日に開始される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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