Microsoftは、同社タブレットシリーズ「Surface Pro」に新製品を追加した。従来型のノートPCに対する競争力の強化を図る。
Microsoftは米国時間10月6日、「Surface Pro 4」を同社の「Windows 10」イベントで発表した。Surface Pro 4の画面サイズは12.3インチで、「Surface Pro 3」の12インチ画面よりも少し大きいだけである。しかし、ベゼル部分がより狭いことから、画面が占める面積の割合が大きくなっている。また、2736×1824ピクセル解像度の同画面は、500万画素で267ppiのピクセル密度を誇る。
Surface Pro 4には、「m3」「i5」「i7」の各エディションで提供されるIntelの第6世代プロセッサ「Skylake」が搭載されている。Surface Pro 3に搭載されている第4世代チップ「Broadwell」のアップグレード版にあたるSkylakeは、タブレットにより適するように設計されており、性能の向上と電力消費の効率化を実現する。
新しいSurface Pro 4は、1テラバイトのストレージと16Gバイトのメモリも装備する。Microsoftによると、動画再生時のバッテリ持続時間は9時間であるという。Surface Pro 4は、米国において899〜2199ドルの価格で10月26日に発売され、予約受付が7日に開始される。
今回の新しいSurfaceタブレットには、新しいペンが付属しており、これも主要な特長の1つである。ペンはマグネットで端末に取り付けられる。この「Surface Pen」は1024段階の圧力に対応するため、タブレット上での描画をこれまでよりも適切に制御することができる。末端が消しゴムにもなっているこのペンには、再充電することなく1年間持続可能なバッテリが内蔵されている。
新しい「Surface Pro 4 Type Cover」は、キーがそれほど密集しておらずキー間隔が広くなっている。キーボードには、ガラス製のトラックパッドと指紋センサも付属している。指紋センサは、「Windows 10」の生体認証セキュリティ機能「Windows Hello」を利用する。Windows Helloを使用することにより、指紋や顔認識を使用した端末へのログインが可能である。Type Coverは5色で提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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