「Skype」、リアルタイム翻訳技術をWindows版に統合

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2015年10月02日 10時44分

 Microsoftは、Windowsデスクトップ版「Skype」に、リアルタイム翻訳技術「Skype Translator」を統合することによって、Skype Translatorの利用範囲を拡大していくという2014年末からの約束を果たそうとしている。

 Skype Translatorはこれまでスタンドアロンのアプリだった。Skype Translatorを最初にSkypeの一機能として利用できるようになるのは、「Windows 7」「Windows 8」または「Windows 10」でデスクトップ版のSkypeを使っているユーザーだ。Microsoftは米国時間10月1日、これから数週間かけて展開していくと明らかにした。

 Skype Translatorの機能が追加されると、インスタントメッセージ(IM)の会話だけでなく、音声通話とビデオ通話にも新しいリアルタイム翻訳のアイコンが表示されるようになる。開始時点で音声通話とビデオ通話が対応する言語は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語(北京官話)、スペイン語の6言語。IMの翻訳は50言語に対応する。

 選ばれたテスターを対象として、MicrosoftがSkype Translatorのプレビュープログラムの第1段階を開始したのは2014年12月のことだった。この時、同社はSkype Translatorを「Skypeから生まれるまったく新しい機能」と呼んでいた。Skype Translatorでは、Skypeの音声通話やビデオ通話を文字化したものが画面上に表示され、IMはその場で翻訳される。

 Microsoftは、Skype TranslatorのSkypeへの統合を、「Windows 8.1」向けのデスクトップ版Skypeから開始した。同社は2015年6月、Skype Translatorの機能について、2015年の夏の終わり頃からWindows 7以降のデスクトップ版Skypeアプリに統合していくと語っていた。

 「Windows 10 Mobile」やMicrosoft以外のOSなど、他のプラットフォームのSkypeにSkype Translatorがいつ統合されるかについて、(今のところ)正式な発表はない。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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