サムスンは米国時間9月28日、モバイル決済システム「Samsung Pay」のサービスを米国で開始した。このサービスは、同社製のスマートフォンや、間もなく発売予定のスマートウォッチ「Gear S2」を使って支払いができ、「Apple Pay」に対応していない旧型の決済端末でも利用できる。
Samsung Payを利用できるスマートフォンは、「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」「Galaxy Note5」および「Galaxy S6 edge+」で、AT&T、T-Mobile USA、Sprint、US Cellularの移動体通信ネットワークに対応している。Verizon Wirelessは今のところSamsung Payに対応していないが、サムスンによれば、Verizonのスマートフォンにこのサービスを組み込むようVerizonと交渉中だという。
Samsung Payの責任者Injong Rhee氏はプレスリリースの中で、「Samsung Payは、ほとんどすべてのクレジットカード端末がそのまま利用でき、『Galaxy』のユーザーは、知らぬ間に手にしていた財布を使って買い物ができる」と述べている。
Samsung Payは8月20日に韓国でサービスを開始したが、サムスンによれば、母国の韓国では速いペースで普及が進んでいるという。サービス開始から最初の1カ月で、ユーザーがこのサービスを使って決済した金額は3000万ドルを超え、取り扱い件数は総計150万件を超えた。
Rhee氏は先週、サンフランシスコでVisaが開催したイベントにおいて次のように語った。「顧客の反応は、実に驚くべきものだ。われわれの最も楽観的な予想すら上回る。1日に何千人ものユーザーが1日にサインアップし、Samsung Payをアクティベートしている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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