シャープは9月28日、大阪市阿倍野区の本社ビルをニトリに売却すると発表した。このほか同区田辺ビルもエヌ・ティ・ティ都市開発に売却し、譲渡益は148億円を見込む。
今回の売却は同日開催された取締役会にて明らかになったもの。シャープでは、2015~2017年度中期経営計画の重点戦略の一つとして、「本社建物・土地の売却を含む抜本的な固定費削減に徹底して取り組む」ことを発表していた。
本社ビル、田辺ビルを合わせた譲渡価額は188億1300万円で、譲渡益は148億3300万円を見込む。
建物の引渡しは2016年3月18日を予定しているが、引渡し後も各譲渡先と賃貸借契約を交わし、本社として2018年3月頃まで使用を継続するとのこと。新たな本社の移転先については現在検討中としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」