米国時間9月25日、iFixitのチームが「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」の分解記事を掲載した。
iPhone 6sの外観は2014年の「iPhone 6」に似ているかもしれないが、Appleの「A9」プロセッサ、「3D Touch」をサポートする1334×750ピクセルの4.7インチ「Retina HD」ディスプレイ、4K動画をサポートする12メガピクセルの「iSight」カメラ、「Taptic Engine」など、いくつかの新機能が追加されている、と同チームは述べた。
AppleがiPhone 6s向けに開発した新しいTaptic Engineはバッテリの下の大きなスペースを占拠しており、バッテリ容量が2014年のモデルより若干少なくなっているのはこのことが理由かもしれない、とiFixitは述べた。分解作業の過程でバッテリまでたどり着いたとき、同チームはバッテリ容量が若干少なくなっていることに気づいた。これは、Taptic EngineとiPhone 6sの幾分分厚くなったディスプレイのスペースを確保するためである可能性が高い。新しいバッテリの容量は1715mAhで、iPhone 6の1810mAhより少ない。これは懸念すべきことなのだろうか。Appleによると、心配は無用だという。
「しかし、バッテリ持続時間は3G通話で最長14時間、スタンバイで最長10日間とAppleは主張している。iPhone 6と同じだ。これには、半導体部品の効率性向上が大きく貢献している可能性が高い 」(iFixit)
iPhone 6s Plusの分解では、iFixitは多くのコンポーネントや機能がiPhone 6と全く同じであることを発見したが、もちろんディスプレイのサイズはiPhone 6sより大型の5.5インチだ。iPhone 6s Plusでもバッテリ容量が若干少なくなっているが、165mAh減って2750mAhになっただけの「些細な」ダウングレードだとiFixitは評している。
長所に目を向けると、いずれの機種でも、これまで通りディスプレイアセンブリが最初に取り外す部品なので、スクリーンの修理は比較的容易だ。さらに、バッテリにもかなり簡単にアクセスできる。しかし、「Touch ID」ケーブルはロジックボードに固定されているので、修理が困難だ。いずれの機種も外側にプロプライエタリなねじを使用しているので、取り外すには専用のねじ回しが必要だ。
iFixitは、iPhone 6sとiPhone 6s Plusの修理のしやすさは10点満点中7点との最終判定を下した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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