Googleは、インドの鉄道駅数百カ所に無料のWi-Fiスポットを設置することを計画している。同国でインターネットに接続していない大勢の人々に接続環境を提供するのが目的だ。
Googleは米国時間9月27日、インドにある400の鉄道駅に高速の公衆Wi-Fiスポットを提供するため、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のRailTelおよびIndian Railwaysと提携したと発表した。Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏は、同社のブログでこの新しい構想について、サービスは無料でスタートし、長期の目標は自立的に持続可能なものにすることだと記した。
「この公衆Wi-Fiプロジェクトは、潜在的なユーザー数で比較すると、インドで最大、世界でも最大級にランク付けされるだろう。われわれはこれが、インドですでにオンライン状態の3億人以上とそうでない10億人近くにとって、インターネットをアクセス可能で便利なものにする重要な一部になると考えている」(Pichai氏)
Googleは、インドで特に乗降客が多い100駅で2016年末までにサービスを開始する計画だ。
この構想は、インドのNarendra Modi首相が、AppleのCEOであるTim Cook氏やFacebookのCEOであるMark Zuckerberg氏など、IT業界における最大手企業のトップらと会見している時期に発表された。Modi首相は今回の訪米を利用して、現地の大規模なインド人コミュニティと接触したり、インドの技術インフラを強化することへの人々の関心を高めたりしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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