「iPhone 6s/6s Plus」の販売が世界各地で開始された。肌寒く、じめじめした春の朝を迎えたオーストラリアのシドニーは、新型iPhoneの発売にあわせて列に並んだ人々にとって過去最悪の天気となったことだろう。多くの店舗が一斉に開店し、事前予約も受け付けているが、それでもやはりApple製品を購入するためにただ列に並びたい人々がいる。
熱心な購入者たちが、シドニーのApple Store旗艦店の前に数日前から並んでいた。ここは今や、Appleの最新端末を「世界で最初に」購入できる場所としてすっかりおなじみだ(今回は、同じ時間帯の同じ時刻に開店した店舗はほかにも多数あった)。
シドニーの列の先頭にいたのは、Lindsay Handmerさんだ。「iPhone 6s」の発売イベントの2日前から並び始めたHandmerさんは、特にAppleのファンというわけではないが、自身の運営する事業を宣伝したいと考えたと話す。同時にオーストラリアのホームレスの人々のために資金を集めており、さらに購入したばかりのiPhoneをチャリティーのためにオークションに出品するという。
同じくシドニーの列の中でも、多くの注目を集めたのがLucy Kellyさんだ。Kellyさんは、自分が列に並ぶ代わりにロボットを送り込んだ。
24日の夜には、雨の中いくらか快適に過ごせるようにと15個以上のテントが出現したが、悪天候にものともせず、びしょぬれの椅子と傘でしのいで列に並ぶ強者も数人いた。中でも先頭から3番目で椅子に座って待っていたのが、セントジョージ在住のMarcus Barsoum君(15歳)だ。Barsoum君は24日午前4時から列に加わった。
「ぼくは毎年、発表の2週間前に自分の持っているiPhoneを売っている。アップグレードする前に一番いい値段で売るためだ」とBarsoum君は話す。「正直言って、今年はそんなに興奮していないけど、ローズゴールドを買うつもり。新しいモデルだって自慢できるからね」(Barsoum君)
Barsoum君は、「iPhone 6s Plus」の64Gバイトモデルを購入するつもりだ。今後のモデルに期待するのは、防水対応とバッテリ持続時間の向上や高速充電機能だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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