身の回りのさまざまな物をInternet of Things(IoT、モノのインターネット)化できる組み立て式の超小型携帯電話「RePhone Kit」が、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で人気を集めている。
RePhone Kitは、3Gによる通話、GSM方式のデータ通信、Bluetoothによる近距離ワイヤレス通信用の中核モジュールに、タッチパネルや各種センサなどのモジュールを組み合わせて作る携帯電話キット。必要な機能だけを搭載した、自分だけの小さなモバイル通信デバイスが作れる。オープンソースソフトウェアを採用しているため、特別な動作をプログラミングすることも可能。
中核の一つである「RePhone GSM+BLE」モジュールは、GSM、GPRS、Bluetooth(4.0および2.1)に対応。もう一方の中核モジュール「RePhone Core Module 3G」は、nano-SIMでHSPAおよびWCDMA(850MHz、1900MHz)、GPRSおよびEDGE(850MHz、1900MHz)に対応し、USB、スピーカ、マイク、ヘッドセット用のインターフェースなどを備える。
機能追加用の拡張モジュールは、1.54型タッチスクリーン、NFC、GPSなど8種類用意している。今後、カメラなどのモジュールも追加したいという。
小さく軽いうえ、自作のパッケージに入れて使うことができるため、さまざまな用途が考えられる。自転車やオートバイのヘルメットに取り付けて手軽な通話デバイス、ペット用の迷子帽子デバイス、ロボットやドローン用の通信デバイスなど、使い方はアイデア次第で無限に広がる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月29日まで。記事執筆時点(日本時間9月24日11時)で目標金額の5万ドルを超え、すでに約6万6000ドルの資金を集めている。
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