Appleは、同社の最新主力端末2機種として4.7インチの「iPhone 6s」と5.5インチの「iPhone 6s Plus」をサンフランシスコのビル・グラハム・シビック・オーディトリウムで発表した。新色としてローズゴールドが加わったほか、両端末には、「3D Touch」機能、「A9」プロセッサ、高精細4K動画を撮影可能な12メガピクセルカメラが搭載されている。
しかし、市場に提供されている最上位機種のスマートフォンはiPhone 6sだけではない。サムスン、LG、ソニーのすべてが、「Android」と最高級のハードウェアを搭載し、それと同等の性能を備える高性能端末を提供している。
iPhone 6sと、「Galaxy S6」「LG G4」「Xperia Z5 Premium」を仕様ごとに比較した様子を以下の表に示す。
Apple iPhone 6s | サムスンGalaxy S6 | LG G4 | ソニーXperia Z5 Premium | |
ディスプレイ | 4.7インチ(1334×750ピクセル解像度) | 5.1インチ(2560×1440ピクセル解像度) | 5.5インチ(2560×1440ピクセル解像度) | 5.5インチ(3840×2160ピクセル解像度) |
ピクセル密度 | 326ppi | 557ppi | 534ppi | 806ppi |
サイズ | 138.3×67.1×7.1mm | 143.0×71.0×6.8mm(最厚部約8.6mm) | 148.9×76.1×6.3〜9.8mm | 154.4×76.0×7.8 mm |
重量 | 143g | 138g | 155g | 180g |
モバイルOS | Apple iOS 9 | Android 5.0 Lollipop | Android 5.1 Lollipop | Google Android 5.1 Lollipop |
NFC | あり | あり | あり | あり |
カメラ、動画 | 12メガピクセル、ウルトラHD動画(4K) | 16メガピクセル、ウルトラHD動画(4K) | 16メガピクセル、ウルトラHD動画(4K) | 23メガピクセル、ウルトラHD動画(4K) |
前面カメラ | 5メガピクセル | 5メガピクセル | 8メガピクセル | 5メガピクセル |
プロセッサ | 64ビットA9チップ(M9搭載) | 8コアExynos 7420 | 1.8GHz、6コアQualcomm Snapdragon 808 | 8コアSnapdragon 810 |
ストレージ | 16GB/64GB/128GB | 32GB/64GB/128GB | 32GB | 32GB |
RAM | 不明 | 3GB | 3GB | 3GB |
拡張可能ストレージ | なし | なし | 最大2TB | 最大200GB |
バッテリ | 不明 | 2550mAh(取り外し不可) | 3000mAh(取り外し可能) | 3430mAh(取り外し不可) |
Appleは今回の最新世代で、既に高性能だったiPhoneのカメラを8メガピクセルから12メガピクセルに引き上げ、4K動画の録画機能を追加した。メガピクセル数では競合製品にまだ劣るが、同端末には、撮影した画像にアニメーションを取り入れることができる「Live Photo」ソフトウェア機能が装備されている。
またiPhoneには、端末画面に対する新たな圧力感知機能を追加する3D Touch機能が搭載されている。この機能によって、ユーザーのディスプレイ操作に多くの変更がもたらされる可能性が切り開かれるが、解像度自体はアップグレードされていない。ピクセル密度は326ppiで、競合製品の中ではこれまで同様最も低い。数値の上では、4K解像度と806ppiを誇る素晴らしいXperia Z5 Premiumと比べると、見劣りする。
Androidユーザーからは、iPhoneの今回のアップデートはマイナーすぎて機種変更するには及ばないように見えるかもしれないが、既に「iOS」を使用しているユーザーにとっては、新機種の新しいカメラやディスプレイ機能がメリットとなる可能性がある。新製品の予約注文は9月12日、販売は9月25日に開始される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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