最新の報道によれば、Appleは、オリジナル番組の製作という役割を近い将来担うことになるかもしれないという。
Appleはこの数週間において、ハリウッドの企業幹部らと会合を開き、オリジナルの映画やテレビ番組を作ることで同社に協力し、Netflixや「Amazon Prime」が提供する番組と対抗することになるコンテンツを製作することに興味があるかを探ったとVarietyが報じた。この話し合いを担当したApple側の部隊は、同社でインターネットソフトウェアおよびサービスを統括するEddy Cue氏に直属しているという。
Appleは、開発およびプロダクション部門向けの採用活動を直ちに開始したいと考えており、これらの部門は、長編コンテンツの制作を2016年までに開始すると考えられている。
米CNETは、Apple関係者にコメントを求めたが得られていない。
今回の報道は、Appleがサンフランシスコでイベントを開催する1週間ほど前というタイミングで浮上した。Appleは、このイベントにおいて次期「iPhone」とともに新しい「Apple TV」を披露すると予想されている。新しいApple TVは、インターネットベースのテレビサービスとともに投入される可能性がある。同社は、このサービスとApple TVを6月に開催された同社年次開発者会議に向けて準備していたと考えられているが、その発表は延期されている。
オリジナルの映画やテレビ番組は、Appleが取り組んでいるといわれているウェブベースのサブスクリプション型テレビサービスで重要な部分を占めると考えられる。同サービスは、米ABC、米CBS、Foxといった大手ネットワークを含む約25チャンネルからの番組を提供し、Apple TVを含むAppleの「iOS」を搭載するデバイスすべてで利用可能となるとVarietyは報じている(米CBSは、米CNETの親会社)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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