VMwareの年次カンファレンス「VMworld」開幕2日目となる米国時間8月31日、NVIDIAは法人顧客に訴求する仮想化グラフィックス技術の新バージョンを発表した。
「極めて高いグラフィックス処理能力が必要なアプリケーションをあらゆる端末に仮想的に」提供するとうたう「Grid 2.0」は、「Gird」GPUをデータセンターにもたらし、企業のワークフローにおける高度なグラフィックスをサポートする。
例えば、Esriのマッピングプラットフォーム「ArcGIS」、アーキテクトとエンジニア向けのAutodeskの主力ソフトウェアである「AutoCad」、製品設計、エンジニアリング、および製造向けのSiemensの「NX」ソフトウェアといったアプリケーションに利用できる。
Grid 2.0はパフォーマンスとユーザー密度が前バージョンの2倍になり、サーバ1台で128ユーザーまでサポートできるという。
対応範囲も広くなっており、より多くのアプリケーションとOSをサポートできるようになった。
ベースレベルで、Grid 2.0は「Windows」ベースのアプリに加えて、Linuxもサポートするようになった。さらに、ラックサーバだけでなく、ブレードサーバ上の仮想デスクトップもサポート対象になった。
NVIDIAは既に大手プロバイダー数社の支持を得ており、Grid 2.0をサーバ125機種で既に実装しているベンダーの一部として、Cisco、Dell、Hewlett-Packard(HP)、Lenovoを挙げた。
Grid 2.0は9月15日より全世界で提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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