台北発--NVIDIAが「COMPUTEX TAIPEI」の開幕を控え、従来の主力グラフィックスカードの性能を強化した新製品「GeForce GTX 980 Ti」を発表した。
NVIDIAによると、GTX 980 Tiでは4K解像度でのPCゲーミングのサポートが強化され、「The Witcher 3」などの最新ゲームが45fpsと、4K解像度設定でかなり快適にプレイできるという。旧モデルのGTX 680では19fpsだった。最新のレーシングシミュレーション「Project CARS」の場合、NVIDIAは、GTX 680が18fpsだったのに対し、GTX 980 Tiは47fpsで動作すると見込んでいる。
GTX 980 Tiのリファレンスバージョンは小売価格が649ドルで、近く発売予定の「Batman: Arkham Knight」PC版がバンドルされる予定だ。また、この新しいカードの発売により、以前の主力モデル「GTX 980」の価格が大幅に引き下げられ、499ドルとなる。
新しいグラフィックスカードはNVIDIAのマイクロアーキテクチャ「Maxwell」を搭載する。Maxwellは最新の「DirectX 12」のエフェクトをサポートし、より大容量となる6GバイトのVRAMも搭載する。これに対して、前バージョンでは4Gバイトだった。
第2世代のMaxwellチップは、高解像度でのパフォーマンスを実現するとともに、フレームレートを向上しながら電力効率も大幅に高められる。
GTX 980 Tiのクロック周波数は従来の1000MHzよりも遅くなっている。ただし、ピクセルやテクスチャのフィルレートが向上するとともに、実装されているトランジスタ数も大幅に増加しており、GTX 980の5200個に対して、GTX 980 Tiは8000個となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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