サムスンは米国時間8月21日、「iPhone」ユーザーに対し、曲面ディスプレイを特長とする同社の最新スマートフォン「Galaxy S6 edge+」と超大型サイズの「Galaxy Note 5」を試用する機会を米国で提供することを明らかにした(標準の「Galaxy S6 edge」も対象)。30日間の試用期間中、ユーザーは無料データプランでこれらの端末を試用することができる。条件は課されず、1つの通信事業者に縛られることもない。
この試用プログラム「Ultimate Test Drive」に参加するための費用は1ドルで、ユーザーは現在利用する通信事業者のネットワークをそのまま利用できる。
サムスンはこのプログラムによって販売を促進しようと考えている。スマートフォンに対する消費者の熱狂が収まりつつある中、iPhoneの販売と、ハイエンド端末の価格の低下によって、サムスン製スマートフォンを購入する消費者は減少している。
Gartnerによると、6月30日までの四半期にサムスンの市場シェアは約4%減少したという。3月には「Galaxy S6」シリーズを大々的に投入したが、7四半期連続の減益に歯止めをかけることはできなかった。
このプログラムはiPhoneユーザーのみが対象で、iPhoneのウェブブラウザを使用して参加を申し込む必要がある。サムスンの製品とともに送付されるスマートスイッチケーブルを使用して、写真、アプリ、音楽を新しい端末に移すことができる。
ただし同社は21日、プログラムのすべての対象製品(曲面ディスプレイ搭載のGalaxy S6 Edge、S6 Edge+、超大型サイズのNote 5)が、試用を希望するユーザーによって予約済みとなったことを明らかにした。
サムスンの広報担当者によると、数時間ですべての端末が予約されたという。
予約可能な端末が追加されるかどうかは本記事執筆時点では不明だ。「さらに多くの人々に『Ultimate Test Drive』を提供するための方法を早急に検討している」と広報担当者は述べた。
上記とは別に、同プログラムで貸し出す端末の台数を問い合わせているが、サムスンから直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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