Gartnerが英国の現地時間8月20日に発表したスマートフォン市場に関する報告によると、サムスンは2015年第2四半期(6月30日締め)にスマートフォンの市場シェアが前年同期の26.2%から21.9%に減少した。販売台数は7610万台から7200万台に減少した。
Appleは引き続き市場シェア第2位に甘んじたが、シェアは前年同期の12.2%から14.6%に増加した。「iPhone」の販売は前年同期の3530万台から4800万台へと大幅に増加した。サムスンは4月、「Galaxy S6」および「Galaxy S6 edge」を投入したが、これらの端末は、AppleのiPhoneシリーズからの攻勢にさらされ続けているとGartnerは述べている。
第2四半期にiPhoneの販売台数は36%増え、Appleの市場シェアは2.4ポイント増加した。GartnerによるとAppleの場合、成熟市場と新興市場の両方でiPhoneの後継機への移行が順調に進んでいる。中国のスマートフォン市場はこのところふるわないが、Appleは引き続き中国で強く、第2四半期の同市場におけるiPhoneの販売数は68%増えて1190万台を突破した。
中国のHuawei(ファーウェイ)は第2四半期に最も販売数を増やし(46.3%増)、全スマートフォンベンダーの中で第3位の座を獲得した。市場シェアは6.1%から7.8%に増加し、販売数は1760万台から2580万台へと大きく伸びた。GartnerはHuaweiの成長について、中国国外における好調な販売と国内における4Gスマートフォン販売の堅調さによるものとしている。
同じく中国の携帯電話メーカーであるLenovoは、スマートフォン販売が1900万台から1640万台に減少し、スマートフォン市場におけるシェアを6.6%から5%に下げながらも第4位の座は守った。Lenovoの数字には、2014年10月に同社が29億1000万ドルで買収したMotorola Mobilityが製造したスマートフォンの販売も含まれている。
第5位にも中国のベンダーであるXiaomi(シャオミ)が入った。第2四半期にXiaomiのスマートフォン市場のシェアは4.3%から4.9%に微増し、販売数は1250万台から1600万台に増加した。
HuaweiとXiaomiは好調な四半期だったが、中国のスマートフォン市場はそれほど順調ではない。Gartnerによると、世界最大のスマートフォン市場である中国で、スマートフォン販売台数が初めて前年比で減少した(4%)。Gartnerは市場の飽和によるものとしている。
世界における全体的なスマートフォン販売台数は2015年第2四半期、2013年以降最も低い伸び率を記録したとGartnerは述べている。世界における販売台数は3億3000万台で、前年同期比で13.5%増となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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