サムスンは今回のS Penについて、かなり書きやすくなり、動きはさらに滑らかで、反応も速くなったとしている。この点は明らかに、Note 4との比較テストを行ってみる必要があるだろう。
S Penは引き続き、筆記具、ポインタ、ナビゲーション用ツールとして機能する。メニューダイアログボックスを開くときにも、写真や動画に近づけてプレビューを表示するときにも使うことができ、タッチ式のメニューボタンや物理ホームボタンも操作できる。他にも、テキストのドラッグ&ドロップと、画面キャプチャという2つの操作に使用可能だ。
設計を見直したショートカットホイール:以前は「Air Command」と呼ばれていたフロート式のアイコンで、頻繁に使うアプリ(たとえば「S Note」、ブラウザ、フォトギャラリーなど)のメニューがあらゆる画面に円環状に表示される。任意のアプリを最大3つまで追加してカスタマイズすることもできる。
スクリーンメモ:スクリーンがオフのときもメモを作成できる機能だ(ただし、S Penを引き抜いた直後だけで、しばらく時間がたつと使えなくなる)。非常にすばやくメモを取れるS Penがさらに強化されるので、筆者はこの追加機能を気に入っている(この機能は、デフォルトでは無効)。
PDFへの書き込み:そう、PDFへの注釈記入が可能になり、PDFの任意の場所に書き込めるようになった。
スクロールキャプチャ:Note 5では、テキストが長く続く画面の場合、複数のスクリーンショットを撮るのではなく、画面全体のより多くの部分を撮影するよう促される。もちろん、スクリーンショットにも直接、注釈を加えることができる。
Galaxy Note 5はAndroid 5.1 Lollipopを搭載し、サムスン独自の「TouchWiz」レイヤで補強される。つまり、Googleの多彩なサービスを利用することができ(たとえば「Google Now」、ターンバイターンのナビゲーション、「Google Drive」上のファイルへのアクセス)、一方でサムスン独自のソフトウェアも活用できるということだ。こうったソフトウェアを使えば、通知シェードのクイックアクセスの切り替えや、S Pen関連のあらゆる機能など、ディスプレイのルックアンドフィールをカスタマイズすることができる。
また、サムスン製アプリにはNoteの主力であるS NoteやS Memoなどがあるが、同社はプレロードアプリの数をかなり抑えている。Note 5全体のさまざまな場所に、オプションのアドオンが大量に隠されていることに気づくだろう。
後編に続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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