Microsoftの関係者は米国時間8月12日、同社のビデオ会議システム「Surface Hub」の出荷開始を2016年1月に延期するとユーザーに対し通知した。
新製品のSurface Hubは、オフィスやビジネスでの使用を想定した、テレビとタブレットとPCの機能を併せ持つシステムで、Microsoftでは7月1日から予約注文の受付を始めていた。当初の計画では、9月1日から全世界で出荷が開始されることになっていた。しかしMicrosoftは7月中の段階で、9月1日には出荷されない見通しを明らかにしていた。同社は出荷遅延の理由として、需要が想定より大きかったことと、その需要に合わせて製造行程の調整が必要になったことを挙げていた。
Surface Hubは、大画面ディスプレイ「Perceptive Pixel」の後継製品だ。Microsoftによれば、「Intel Core i5」プロセッサ搭載の55インチのSurface Hubは6999ドル、「Intel Core i7」搭載の84インチモデルは1万9999ドルになるという。これはかなりの高額だが、建設、金融、エネルギーなど特定の業界や大企業にとっては十分魅力的な価格設定だとMicrosoftは自信を持っている。このような業界や企業では、音声と映像を伝送する遠隔会議システムやプロジェクターとディスプレイの一体型製品を、数万ドルかけて導入することが珍しくない。
なお、予約注文の受付は引き続き行われている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」