古き良きディスクを挿入して映画を鑑賞することを今も好むユーザーのために、Microsoftは「Windows 10」向け「Windows DVD Player」アプリをリリースした。
米国時間7月29日に正式に提供開始されたWindows 10は、新しい「Start」メニューや「Cortana」音声デジタルアシスタント、「Edge」ブラウザなど、いくつかの興味深い新機能が搭載されていることを称賛された。しかし、いくつかの重要な機能が削除されたことについて、不満の声も上がっている。例えば、小規模ではあるが熱心なファンベースを獲得してきた「Windows Media Center」は、Windows 10には搭載されていない。同様に、DVDプレーヤーも非搭載だ。今も標準搭載されている「Windows Media Player」を使って、CDを再生することは可能だ。しかし、MicrosoftのソフトウェアでDVDを再生したいユーザーは、諦めるしかなかった。少なくとも、今までは。
今週、15ドルでリリースされたMicrosoftのWindows 10 DVD Playerアプリは、DVD-Videoフォーマットを使用する商用ディスクや自作ディスクを再生できるが、Blu-ray Discは再生できない。
同アプリは一定の条件を満たせば、Windows 10 DVD Playerを無料で利用できる。「Windows 7 Home Premium」「Windows 7 Professional」「Windows 7 Ultimate」、 Windows Media Center が同梱された「Windows 8.1」のいずれかのバージョンからWindows 10にアップグレードすると、一定期間内は無料で入手できる。
Media Centerを含まないWindows 7エディションからアップグレードするユーザーや、Windows 10をクリーンインストールするユーザー、Windows 10がプリインストールされたPCを購入するユーザーは、DVD Playerを無料で入手することはできない。
さらに、一部のユーザーへの無料提供が「期間限定」で行われる点にも注意が必要だ。期間限定とは、具体的にどういう意味なのだろうか。同社はDVD PlayerのQ&Aページで、無料提供の期間はまだ決まっていないがWindows 10の無料アップグレード期間の終了時(先週の正式リリースから1年後)、またはその前に終了する予定だと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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