Microsoftは、同社の電子メールアプリ「Outlook」の「Apple Watch」向けバージョンを開発した。
米国時間8月6日にリリースされた「Outlook for iOS」の最新版は、複数の便利な機能によってApple Watchに対応する。メールを確認し、新規メールの通知を受信し、あらかじめ設定された内容でメールに返信することができる。
Microsoftは「Microsoft Band」という同社独自のスマートウォッチを販売しているが、Apple Watch、そして、Googleのウェアラブル製品用モバイルOSである「Android Wear」を搭載するスマートウォッチのサポートに力を注いでいる。Microsoftは既に、Apple WatchとAndroid Wear搭載機器の両方に対して「PowerPoint」「OneDrive」「Skype」「Translator」といったアプリを提供している。この戦略は、同社ソフトウェアおよびサービスの提供範囲を「Windows」以外にも拡大して、さらなる顧客を獲得するというMicrosoftの目標の一環である。
Apple Watch用の新しいOutlookアプリには3つの主要な機能があり、Microsoftはこれについて次のように説明している。
1. Watch盤面をスワイプするだけで、Outlook受信箱の更新情報やカレンダー内の次の予定が簡単に確認できる。
2. 内容を詳しく確認したい場合は、忙しい日中でも「Outlook Watch App」から直接、未読メールを参照できる。緊急を要する場合は、Microsoftがユーザーのためだけに用意した一連の返信を選んで、Apple Watchから直接返信が可能。絵文字や音声入力機能も、好みに合わせて利用できる。
3. 本当に重要なことを決して見逃すことはない。カスタム通知により、重要なメールの通知を受信して、直ちに対応することができる。アーカイブに加えて、後で処理するためのスケジュール設定が可能。その操作は非常に簡単である。
また、Outlookアプリは使用しているがApple Watchは所有していないユーザーに対し、「多数の優れた新機能をまもなく提供する」とMicrosoftは約束している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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