Grouponが食事のデリバリーおよびテイクアウトの分野に進出する。
米国時間7月30日に発表した新サービス「Groupon To Go」について、Grouponはプレスリリースで、まずはシカゴでの提供を予定しており、シカゴでは3月からレストラン500店がパイロット版のテストに参加していると説明している。Grouponは2015年中にボストンやオースチンなど他のエリアにサービスを拡大する計画だ。
Groupon To Goでは差し当たり、既にデリバリーおよびテイクアウトを提供しているレストランでのサービスを扱う。しかし、Groupon To Go担当バイスプレジデントでゼネラルマネージャーのSean Smyth氏はブログサイト「TechCrunch」に対し、あと数カ月で独自の配達システムができ、現在は配達サービスを提供していないレストランにも対応できるようになると語っている。
なかなか興味深い話だ。しかし、Groupon To Goはユニークなサービスとは言いがたい。食事のデリバリーおよびテイクアウトのサービスは、既にUber、Yelp、Instacart、Amazonなどが提供しているからだ。こうした競合他社に交じって、Groupon To Goはどうやって独自性を打ち出すのか。
1つは価格だ。Grouponでは各オーダーが10%割引となる。また、食事のデリバリーサービスにGrouponの主要な事業である日々のお得情報を統合することも可能で、レストランが独自のプロモーションを展開できるようになる。Groupon To Goは全米に展開する予定だとしているが、そこまで拡大するにはしばらく時間がかかるだろう。Groupon To Goでは将来、リアルタイムのオーダー追跡とグループオーダーが提供され、さらに日付や時刻を指定したデリバリーやテイクアウトもできるようになるという。
Groupon To Goはまず、Quiznos、Popeyes、Subway、Papa John'sなど全米展開しているレストランと、Mike Ditka's Restaurants、Al's #1 Italian Beef Restaurants、Adobo Grill、BIG & little's、Freshii、Rosati's Pizza、Star of Siam、Wishbone Restaurantsなど地元シカゴのレストランを取り扱う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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