第1回に続く、Apple Musicのレビュー。今回はまずプランの選び方から。
日本におけるApple Musicの料金は、個人プランが月額980円、家族6人までが利用できるファミリープランは月額1480円となっている。いずれも登録から3カ月間は試用期間が無料で設けられており、フル機能を利用できる。
ただし、無料の試用期間ながら初期設定は「自動継続」がONになっているため、自動的に継続したくない場合は、iPhoneのミュージックアプリでは左上にある「アカウント」のアイコンをタップしてアカウント情報を表示し、「購読」の項目の「管理」ボタンをタップ。Apple Musicメンバーシップの画面の「自動更新」をオフにしておこう。
その上で、Apple Musicを3カ月間、じっくりと吟味していくこととしよう。
筆者の場合、Apple Musicは利用し続けてもいいと思っている。新作に限らず、毎月1枚以上はアルバムを買って音楽を聴いていた筆者にとっては、Apple Music内のあらゆるカタログにアクセスできて月額980円であれば、決して高い投資ではないと考えるからだ。
あるいは、もしも夫婦で同じように音楽を聴いているならば、1480円のファミリープランはさらに魅力的であり、音楽をお小遣いで買って聴く子どもがいれば、家族で楽しめる夢のような音楽ライフが待ち受けているかもしれない。
ただし、本当に聴きたい曲が必ず配信されるかどうかが問題だ。iTunes Storeで販売されている楽曲が、必ずしもApple Musicで楽しめるわけではないからだ。
例えば筆者が良く例に出すのは山下達郎さんの楽曲だ。ちょうど長野県上田市に出張するので、Apple Musicで映画「サマーウォーズ」の主題歌「僕らの夏の夢」を聴こうとした。iTunes Storeでは配信されているこの楽曲だったが、Apple Musicでは配信がなかったのだ。
また、後述の音楽の好みを設定する画面でも、例えば「アニメソング」のジャンルが出てくるが、これに属する楽曲はほとんど配信されていない。iTunes Storeでも品揃えが薄いソニーミュージック系の楽曲がApple Musicに入っていない点から見ても、邦楽を中心に聞いている人にとって、充実しているとはいえない状況だ。
今後Appleが日本のレーベルやアーティストを振り向かせることができるか、注目していきたい。
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