Twitterは米国時間7月28日、予測をはるかに上回る第2四半期決算(6月30日締め)を株式取引終了後に発表した。
同ソーシャルネットワークの純損失は1億3700万ドル、1株あたり21セントだった。
売上高は前年同期比61%増の5億200万ドルで、非GAAP利益は1株あたり7セントだった。
ウォール街の予測は、売上高4億8128万ドル、1株あたり利益4セントだった。
しかし、Twitterの業績報告で通常最も注目される数値は、ユーザー増加率である。
同四半期の新規ユーザー数に対する予測は、200〜800万人とやや幅の広い(しかし一様に低い)ものだった。
Twitterの第2四半期末時点における世界の月間アクティブユーザー数(MAU)は約3億1600万人で、前年同期比で15%増加した。第1四半期末時点の3億800万人からは800万人増加している。
それでも、サンフランシスコを拠点とする同社の暫定最高経営責任者(CEO)を務めるJack Dorsey氏は、「(Twitterは)ユーザー数の増加率に満足していない」と述べた。
「Twitterのすべての可能性を実現するには、3つの主要分野での改善が必要だ。つまり、より統制のとれた実行を確保すること、サービスを簡素化してTwitterの価値を迅速に提供すること、その価値をさらに優れた方法で伝達することだ」とDorsey氏は説明した。
Dorsey氏は、収益化に向けたTwitterの取り組みには満足したようだ。その取り組みはモバイル広告によって主に牽引されるが、モバイル広告は総広告売上高の88%を占めた。第2四半期の総広告売上高は、前年同期比63%増の4億5200万ドルだった。
現行四半期について、ウォール街は、売上高を5億5578万ドル、非GAAP利益を1株あたり6セントと予測している。
これに対してTwitterは、第3四半期の売上高ガイダンスを5億4500万〜5億6000万ドルの間とした。年間売上高については、22億から22億7000万ドルの間になるとTwitterは予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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