中国の民生エレクトロニクス大手レノボ傘下のMotorolaは米国時間7月28日、「Moto X Style」を発表した。米国では、同端末は「Moto X Pure Edition」という名称で、ユニバーサルなLTE周波数帯域に対応し、あらゆる通信業者の周波数帯で動作可能となる。アンロック版の価格は399ドル。また同社は、「Moto X Play」も発表した。こちらはバッテリ持続時間が長いが、画面がやや小さい。さらに、同社史上最もよく売れているスマートフォンである「Moto G」の刷新版も披露した。こちらは28日に、179.99ドルで発売された。
Moto X Styleは、画像をより鮮明に表示する5.7インチのクアッドHDディスプレイと、急速充電機能(15分で34%の充電が可能)に加えて、ソフトグリップの背面を備える。Moto Xシリーズの他のスマートフォンと同様に、「Moto Maker」を介してかなりのカスタマイズが可能である。発売は9月の予定だ。
またMoto X Styleには、21メガピクセルカメラと、ワイドアングルレンズ採用の5メガピクセルの「自撮り」用前面カメラが搭載されている。
Moto X Playには3630mAhのバッテリが搭載されており、同バッテリは1回の充電で2日間持続可能である。また同社によると、ターボチャージ機能によって15分間の充電で最大8時間使用可能だという。同端末にも、21メガピクセルカメラと、5メガピクセルの前面カメラが搭載されている。画面は、5.5インチのフルHDディスプレイ。
Moto X Playは8月に発売される予定で、価格は300〜400ドルと、標準的な高機能端末よりも低い。こちらもMoto Makerによるカスタマイズが可能だ。
主力スマートフォンであるMoto Xシリーズは純粋な「Android」の搭載を求めるユーザーの高い評価を得ているが、Motorolaの市場シェア獲得を支えているのは、それよりも手頃な価格のMoto Gシリーズのスマートフォンである。Moto Gは、契約なしで180ドルという低い価格にしてはそこそこの仕様を備えることから、同社史上最もよく売れているスマートフォンとなっている。
MotorolaはMoto Gにも改良を加え、防水加工を施した。カメラ性能も引き上げ、背面カメラを13メガピクセル、前面カメラを5メガピクセルにした。さらに同端末は、これまではオプションだった4G LTEを、標準機能として装備する。
Moto Gも、Moto Makerによるカスタマイズが可能である。
また、Motorolaは、2つのアクセサリも発表した。「Moto Pulse」は、オーバーイヤー型ヘッドホンで価格が59.99ドル。「Moto Surround」は、首の周りに装着するイヤホン付のバンドで、イヤホンはケーブルによって耳に届くようになっている。価格は69.99ドル。ともにワイヤレスで、Bluetooth経由で端末と接続される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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