コインサイズの活動量計「MISFIT FLASH」レビュー--自撮りやプレゼンのリモコンにも - (page 3)

睡眠時間と眠りの深さを自動計測

 睡眠の計測は自動で行われるので、特に何もせずデバイスを付けたまま就寝すればよい。他の活動量計では事前に設定してから就寝しなければならないものもあるので、この手軽さは嬉しい。

 睡眠中の体の動きを検知して、就寝時間と起床時間、「深い眠り」と「浅い眠り」を記録する。「早く寝たはずなのに眠気が取れない」といった場合は、浅い眠りの時間を確認し、就寝スタイルを見直すと良いだろう。

  • 暑くて寝苦しい夜の睡眠記録。あらためて眠れていないことを知る

リモコンデバイスとしても利用できるMISFIT FLASH

 MISFIT FLASHは、活動量計としてだけでなく、リモコンデバイスとしての機能も持たせることができる。「MISFIT LINK APP」アプリを同期すると、自撮りするときのシャッター、ミュージックアプリの操作リモコン、プレゼン時のクリッカーとしても利用できる。

 自撮り時には、iPhoneと離れていても手元のMISFIT FLASHでシャッターを押せるため、今までのセルフィーとは違った写真が撮れる。ただし、リモコン機能と活動量計はアプリで切り替える必要があるの点が多少わずらわしい。「MISFIT LINK APP」アプリは現在iOSにのみ対応している。

  • 「MISFIT LINK APP」の「自撮りボタン」モード。「編集」で活動量計など、他の機能へ切り替える

手軽に無理なく活動量を計測できるデバイス

アルミモデルの「MISFIT SHINE」
アルミモデルの「MISFIT SHINE」

 装着する位置を選ばない自由さがあり、バッテリの心配もいらない。ウェラブル端末でもっとも大切な「常に付ける」という点をクリアしている製品だ。

 少々残念に感じたのは、アプリの質だ。後から活動記録を変更したいとき、思い通りに編集できないことがある。食べた物を画像で記録する機能では、保存していた画像は選べず、その場での撮影に限られてしまう。さらにいえば、ソーシャル機能をもう少し充実してほしい。ゴールの達成をFacebookやTwitterに投稿できるようになれば、さらにモチベーションが上がりそうだ。

 とはいえ、アプリは今後のアップデートで改善していくだろうし、何より自然に生活に溶け込む手軽さが気に入っているので、今後も使い続けていくつもりだ。

 ちなみに、フォーマルな服装にも合うデザインを選びたいなら、すでに発売されている「MISFIT SHINE」がおすすめだ。こちらは価格が1万2800円(税別)と少し高額だが、アルミモデルのスタイリッシュなデザインで、女性向けにネックレスも販売されている。日々の運動を記録していきたい人には、どちらもおすすめのデバイスだ。

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