導入コストは0円--JTB×PayPal、スマホ向け電子チケットサービス「PassMe!」

坂本純子 (編集部)2015年07月24日 08時00分
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 ジェイティービーは7月23日、PayPal Pteとパートナーシップを締結し、JTB×PayPalによるスマートフォン専用電子チケットサービス「PassMe!」の正式サービス運用を開始したと発表した。専用アプリはなく、ウェブサイトにアクセスすれば利用できる。

サービスコンセプト
サービスコンセプト

 PassMe!は、日帰りレジャーや週末に外出する時の情報収集からチケット購入、施設でのチケット提示と入場(認証)までを、全てスマートフォン上で完結できる電子チケットサービスだ。

 利用するには、会員登録が必須となる。PayPalのアカウントを持っていれば、連携させることで簡単に登録できる。決済はPayPalほかウェブサイト上でクレジットカード番号を入力して決済することも可能だ。なお、PassMe!のLINE公式アカウントのフォローを推奨している。

静電マルチタッチ技術を応用したスタンプシステムを利用する。左端は押印のための端末
静電マルチタッチ技術を応用したスタンプシステムを利用する。左端は押印のための端末

ユーザーのメリットと加盟店舗のメリット

購入の流れ
購入の流れ
導入コストは0円。導入店舗のメリット
導入コストは0円。導入店舗のメリット
PayPalの導入により、簡単にセキュアに購入できる
PayPalの導入により、簡単にセキュアに購入できる

 ユーザーは会員登録の後、PassMe!を利用して前売りチケットを入手できる。前売りチケットの割引率は平均で10%、最大70%のものもあるという。

 スマートフォンの画面を表示して電子スタンプを押す“認証”で完結するため、チケットをなくす心配もない。さらにシェア機能もあり、会員どうしであれば購入したチケットをグループで分け合ったりプレゼントしたりできる。ただし、スマートフォンを忘れると使えないので注意が必要だ。

 なお、電子スタンプは、エム・フィールドのシステムを使用する。静電マルチタッチ技術を応用したもので、ブロック状デバイスをスマートフォンの画面にタッチすると、スタンプの押印ができる。端末側には電源や電池が必要なく、メンテナンスも不要だ。

 加盟施設・店舗側は、PassMe!の導入にあたって、特別な端末導入など新規の設備投資やシステム利用料などの固定費は必要ない。無償で貸与される専用スタンプを使用した数に応じて、平均10%の利用料を徴収するビジネスモデルだ。「スタンプで利用の消し込みを行わないと利用料が発生しない、成果報酬型のモデル」(ジェイティービー グループ本社執行役員 事業創造部長の鈴木雅己氏)と説明する。

 そのほか、PassMe!を通じて自施設のイベント情報を発信したり、チケット購入者のマーケティングデータを収集したりできるなど、スマートフォンに特化したサービスならではのメリットが得られるとしている。

 現時点では、234の施設と契約済みで、遊園地・テーマパークなどのレジャー施設や、水族館・美術館・動物園などの文化施設など191の施設、520種類のプランが見られる。

 中でもこの季節、東京サマーランドはチケットの購入に行列ができる時があるが、PassMe!で購入しておけば並ばずに済むという。チケットは、観光施設を中心としながらも、ビアガーデンなど場合によっては飲食店でも応用可能だとしている。PassMe!は、2015年末時点で利用者数10万人、加盟施設3000箇所、6000種類のチケット取り扱いを目指す。

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