クリプトンは7月23日、高音質再生を追求する「電源ラインシリーズ」に、JIS規格に対応したコンセントプレート「CP-HR20」を追加したと発表した。発売は8月下旬。税別価格は1万9000円になる。
電源ラインは、ハイレゾによる高音質再生の要として2月に発表された新シリーズ。電源ケーブルのほか、電源ボックス、コンセントプレートをラインアップしている。
CP-HR20は、2月に発表されたコンセントプレート「CP-HR10」のJIS規格用モデル。2モデルをラインアップすることで、日本の住宅のカバー範囲を広げる。
コンセントプレートは、通常アルミやプラスチックなどを用いて作られているが、電源コンセント自体の振動や電磁波などから、ノイズが発生すると考えられる。
CP-HR20には、独自の「ネオフェード・カーボンマトリックス3層材」を使用し、振動と電磁波を吸収。これにより、S/Nを改善し、高い分解能が得られ、音質を向上できるとしている。
ネオフェード・カーボンマトリックス3層材は、ネオフェード(機能性ポリエステル)をCFRP(カーボン繊維強化プラスチック)で上下に挟んだ3層構造を採用。三菱ガス化学とクリプトンが、オーディオ用素材として共同開発した。
これを壁面コンセントに取り付けることで、カーボン素材が振動の音速を早め、その振動をネオフェードが熱エネルギーに変換し、自然減衰することで、振動を制振するとのこと。同時に発生する電磁波、電流歪などはカーボンクロスが遮蔽する。
フレーム部と取り付けビルには防振のステンレスを使用。サイズは高さ114.4mm×幅70.4mm×奥行き4.0mmで、重量約50g。1連3口(3Pコンセントの場合は1連2口)で、JIS規格のコンセントに取り付けられる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス