Appleの第3会計四半期は通常、「iPhone」の販売という観点において最も好調な期間ではない。しかし、大画面を採用した「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」は、その状況に変化をもたらした。
Appleは米国時間7月21日、第3会計四半期(6月27日締め)の売上高が496億ドル、純利益が107億ドルだったと発表した。希薄化後1株あたり利益は1.85ドルとなる。
Appleは、資本還元プログラムの一環として株主に130億ドルを還元したにもかかわらず、同四半期の現金残高を150億ドル増加させた。同社は2015年8月10日時点の株主に対する配当金を1株あたり0.52ドルとした。
同四半期の間、同社の大画面搭載端末に対する消費者需要は引き続き高く、AppleのiPhone売上高は前年同期比で59%増加し、販売台数は35%増加して4750万台に達した。
Appleの競合企業にとっては良くない兆候だ。特にサムスンは、主力端末である「Galaxy S6」と「Galaxy S6 Edge」を数カ月前に発売したにもかかわらず、最近は利益上の問題を抱えている。
iPhoneと「Mac」の両方がAppleの第3四半期としては最高の販売台数を記録した。またAppleは、「iTunes Music Store」や「App Store」といったサービスにおいても記録的な売上高を上げた。一方、同四半期の「iPad」の販売台数は1090万台で、前四半期と前年同期の両方と比べて減少している。Macコンピュータの販売台数は470万台だった。
第4会計四半期に対するAppleのガイダンスは以下のとおり。
Appleは決算報告書において、誰もが知りたい質問には答えなかった。つまり「Apple Watch」を何台販売したかである。
Appleは以前、その販売に関する数値を細分化せず、「その他の製品」のカテゴリに含めると述べていた。実際、そのカテゴリは前四半期と前年同期から大きく増加しており、それぞれの増加率は56%と49%となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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