中国の通信機器メーカーZTEは、米国市場で高級スマートフォンメーカーの仲間入りを狙っている。
米国のスマートフォン市場でシェア4位のZTEは米国時間7月14日、同社の新しいフラッグシップシリーズ「Axon」の第1弾を発表した。だが、サムスンやHTCのように、機器を売るために米国のすべての通信事業者と提携する方法を選ばず、ZTEはこのスマートフォンを自社のウェブサイトで販売する。
この「Axon Pro」は、アンロック版(SIMフリー)として米国で449.98ドルで販売され、当面はAT&TとT-Mobileのみで使用できる。出荷は7月27日に始まる予定だ。
このスマートフォンは、ZTEが業界初とうたうHi-Fi音質などのように、ハイエンドの機能を備える。同梱のイヤホンも、付属品としては高級な「JBL E13」インイヤーヘッドホンだ。
背面カメラは2つあり、1つは4K動画を撮影でき、もう1つは写真の特殊効果を得るためのもの。ZTEによると、このカメラのAF機能は1000分の1秒レベルの速さで合焦するほか、最高で9万分の1秒のシャッター速度を誇り、動きのある被写体も止まった状態で鮮明に撮影できるという。
Axon ProはQualcommの「Snapdragon 810」プロセッサを採用し、4GバイトのRAM、32Gバイトのストレージ、そして急速充電機能を備えた3000mAhのバッテリを搭載する。OSは「Android 5.1 Lollipop」だ。
他の高級スマートフォンと同様に、Axon Proも筐体は金属とガラスで作られている。ブルー、ゴールド、シルバーの3色が用意される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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