Microsoftは携帯端末事業で76億ドルの評価損を計上すると発表したが、残されたNokiaは、スマートフォンデバイスを組み立ててサポートするパートナーがいなければ同業界には戻れないだろうと述べた。
Nokiaは声明で次のように述べた。「Nokiaにとって携帯電話に戻る適切な道は、ブランドライセンシングモデルを経るものになる。これは、製品の製造、販売、マーケティング、顧客支援のすべてに責任を担えるパートナーを見極めることを意味する」
新しいデバイスを生産できないロジスティクス上の理由に加えて、Nokiaは、Microsoftと2013年に交わした販売契約により、2016年までは携帯端末市場に再参入できないことも指摘した。
この契約の条件下では、Nokiaは2013年9月の契約発効後30カ月間にわたり、Nokiaブランドを携帯電話の販売に用いる可能性がある誰にもライセンスできないほか、2016年になるまで同社の社名を使えない。
「われわれは、この困難な仕事を引き受けて当社と緊密に協力し、素晴らしい製品を出荷する適切なパートナーを見つけるつもりだ。当社がMicrosoftと合意したように、これが可能になるのは最も早くて2016年の第4四半期だ。そのため、Nokiaがそれより前に戻ることは(少なくとも電話の形では)ないと言って間違いない」(Nokia)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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