6月23日~6月30日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
6月最終週は、米国では最高裁判所が同性婚を合法と認める判決を出し、その週末は全米各地でLGBTのパレードが開催された。Tim Cook氏もTwitterで判決についてコメントを出し、サンフランシスコ市内を練り歩いたSF PRIDEにApple社員8000人が参加したことを告げた。
Great to celebrate with over 8,000 Apple employees, friends and families. Happy Pride everyone! #applepride pic.twitter.com/2A9YD9z95B
— Tim Cook (@tim_cook) 2015, 6月 29
またApple Musicに関して、アーティストのテイラー・スウィフト氏が、ユーザーの無料期間中にアーティストへのロイヤリティが支払われないことへの抗議を発表し、その対応に注目が集まった。
それでは、1週間のニュースを振り返っていこう。
Apple Musicは、6月30日に予定通りスタートした。Apple MusicをサポートするiOS 8.4は米国西海岸時間6月30日午前8時に公開された。日本時間では7月1日午前0時だ。そしてグローバルラジオサービスであるBeats 1は1時間後の午前9時(日本時間7月1日午前1時)に開局した。
iOS 8.4をインストールしたiPhone/iPadユーザーは、3カ月間、無料でApple Musicにアクセスできる。しかしこの無料期間中、Appleがアーティストに対してロイヤリティを支払わないことに対して、アーティストのテイラー・スウィフト氏がネット上で抗議を行った。
これに対し、AppleでApple Musicを担当している役員、Eddy Cue氏はTwitterで、対価を支払わないとの方針を転換することを発表した。これにはスウィフト氏も含め賞賛の声が集まった。
しかし、そもそもAppleがアーティストの作品を自社サービスの宣伝のために「ただ乗り」しようとしていた点は、悪質だったと言わざるを得ない。依然として、Apple Musicから十分な収益が得られるかどうかについて、アーティストは不満もしくは不安を感じている。
「Apple Music」、無料期間もアーティストに支払いへ–T・スイフトさんの抗議受け(6/23)2014年9月にリリースされたiPhone 6/iPhone 6 Plusは、懸案だった画面サイズを一気に拡大させたことにより、Androidを選ばざるを得なかったユーザーの取り込みを効果的に行っている。
もちろんAppleとして、過去最高となる売上を記録しているが、これまでライバルだったAndroidスマートフォンのハイエンドモデルを構成してきたSamsungの販売低下の一因を招いている。
調査によると、中古のiPhone 6/iPhone 6 Plusの価格は、正規価格の72%を保持しているという。中古のiPhone 5s/iPhone 5cが発売から同じ期間を置いた際の再販価格が正規価格の60%/48%だったことを考えると、依然として高い需要を状態を保っているという仮説が立てられそうだ。
「iPhone 6/6 Plus」、再販価格で「iPhone 5s/5c」を上回る–アナリスト調査(6/25)Appleは13インチMacBook Proの2015年モデルに遅れていた15インチMacBook Proを登場させている。外観のデザインは変わらず、ハードウェアトラックパッドの使用がForce Touch対応の新型に変更された点、プロセッサとグラフィックス性能が向上した点以外は、大きな変化はないという。
CNETのレビュー記事では、グラフィックス性能が必要な作業や、「持ち運びが可能なデスクトップ」という前提でない限り、バランスの取れた13インチMacBook Proをおすすめしている。
15インチ「MacBook Pro」レビュー–「Force Touch」トラックパッド搭載の2015年モデル(6/26)Appleは、2012年12月から2013年9月にかけて販売されたiMac 27インチモデルについて、オプションとして用意された3TバイトのHDDを選択したユーザーに対して、HDDの無償交換を開始した。
特定の条件で故障する可能性があるとのことで、すでに製品登録しているユーザーには連絡しているが、シリアル番号から手持ちの機材が該当するかどうかを確認できるとしている。
アップル、27インチ「iMac」搭載3テラバイトHDDを無償交換(6/23)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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