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グーグル、「Google Earth」10周年--「Earth View」コレクションを拡充

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 Googleの3D表示可能な地図ソフトウェア「Google Earth」が米国時間6月29日、提供開始から10周年を迎えた。


地球上の好きな場所にジャンプできる(出典:Google)

 Google Earthは、地図と衛星写真を表示できるほか、山や谷などの地形や、都市部の建造物などを斜め方向から見たように3D表示できるソフトウェア。魅力的な機能の一つに、地球上の好きな場所に「ジャンプ」して仮想的な旅行を楽しめる表示レイヤ「Voyager」がある。ストリートビューで街並みや雄大な観光地を疑似体験したり、衛星画像で見事な自然の造形を楽しんだりできる。

  GIS(地理情報システム)データとの連携などが行える商用利用版「Google Earth Pro」は最近まで有償提供していたが、2015年2月に無料化した。

 2005年6月に提供開始されたGoogle Earthは、同年8月にハリケーン「Katrina(カトリーナ)」が米国の南東部を襲った際、救援活動に活用された。具体的には、救援隊がGoogle Earthで被災前後の衛星画像を見比べ、被災者がいる可能性の高い場所を探したという。また、被災者が自宅の状態を確認したり、家の場所に伝言を書く形で家族や知人と連絡を取り合ったりするためにGoogle Earthを利用した例もある。


カトリーナ被災前(左)と被災後(右)(出典:Google)

 Google Earthの10周年を記念し、Googleは地球の姿を宇宙から眺められる「Earth View」コレクションを拡充し、世界中の大陸や海岸など1500カ所の画像を見られるようにした。これら画像は、Chrome拡張機能や新設したウェブギャラリーで閲覧可能。高解像度の壁紙もダウンロード提供している。


Earth Viewコレクションを拡充(出典:Google)

 なお、10周年をGoogle公式ブログで発表したGoogle Earth担当エンジニアリングマネージャのSean Askay氏は、大学院生時代に研究データの視覚化にGoogle Earthを利用した経験がある。この活動がGoogleに在籍していた「インターネットの父」と称されるVint Cerf氏の目にとまり、Googleに入社してGoogle Earth担当になる道へとつながったそうだ。

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