「Google Maps for Business」のユーザーが、「Google Earth」の画像を購入し利用することが初めて可能になった。
企業などは、Googleの「Google Maps JavaScript API v3」ウェブアプリとの統合や、ネイティブのモバイルアプリやウェブサイトでの閲覧用など、さまざまな方法でコンテンツを実装できる。
Google Maps for Businessチームの製品担当ディレクターを務めるVinay Goel氏は米国時間7月16日のブログ投稿で、「Google Cloud Platform」を用いた「Google Maps」と「Google Earth」の統合により、企業は「FTPやディスクといった従来の配信システムを使用しなくても済むうえに、自前のデータセンターにかかる維持費も節減できる」と、ブログでメリットをうたっている。
Google Mapsは2013年10月に「Maps Engine Pro」を導入し、より法人志向にかじを切った。Maps Engine Proは人気の高いオンライン地図ツールの上級版で、「さらに強化された地図作成」を可能にし、事業主や従業員はこれを社内または社外で使用するカスタムマップの作成に利用できる。
2013年10月時点では、100万前後のアクティブなサイトとアプリが、このGoogle Maps用APIを利用していた。
さらに2014年2月には、Google Mapsに世界中の企業や政府機関、非営利団体が提供する地図を掲載したデジタル地図帳「Google Maps Gallery」が追加され、機能がさらに広がった。Google Maps Galleryの地図は、Google Earth経由で閲覧可能なほか、主要な検索エンジン経由でも見つけることができる。
法人顧客は、Google Maps Engineから高解像度の航空画像ライブラリにアクセスできる。今のところ、米国本土の画像のみが対象となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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